こんにちはあまとです。
旦那様が上の歯を全部と下の半分の歯を抜いてしまって
上には仮歯を入れて下には何も入れず過ごしていますが
上の仮歯は歯茎がボコボコの状態ではめているので
総入れ歯のようにぴったりフィットしているわけではありません。
しかし、くっついていない事には
しゃべることもままならず、何かを食べる事もできないので
ためしにCMでよく耳にしていたポリグリップを使ってみました。
ジェル状なのにぴったりフィットするのか心配でしたが
初めてつけてみた時は、旦ちゃんとても感動していました。
「これいいわ、しっかりくっついて徐々に溶けていき
とりあえず何かを食べるまで半日はもつから助かる」
「問題ははがす時、つけすぎた分が仮歯を外しても
張り付いていて気持ちが悪い」
食事をとるとどうしても仮歯との間に隙間ができてしまい
仮歯を外してすぐ付け替えたいのですが
口の中に張り付いたポリグリップが中々溶けない、
歯磨きをしてもとれなくて、ティッシュでこさぎ取ったりしています。
ポリグリップを付ける量を少なくしたり、つける場所にもコツがいるらしく
毎日、毎日試行錯誤の日々を重ね、いまだに手探り状態です。
仮歯は総入れ歯の形をしているので
ポリグリップでくっつけることで
口の上の部分を全部塞いでしまう形になります。
仮歯を付けだして
「食品の熱さも感じにくくなったけど、甘さとかも鈍くなってしまった」
人間の味覚は舌先で感じるものと思っていたのですが
口の上をふさぐことで味覚の感じ方も鈍くなってしまったのです。
それだけでも食べる楽しみが欠けてしまいますよね。
毎日ソーメンや雑炊では飽きてしまい、力もつかないので
今話題の宅配弁当を活用してみることにしました。
最初に「介護食」と説明したので
旦ちゃんは強烈に拒否反応を示していたのですが
日を改めて
おかずをチンして皿に移し、だしてみたところ
黙々と完食してくれました。

高齢者を対象とした配食サービスなので介護食として「やわらか食」「ムース食」などがあります。
今回「やわらか食」を試したところ旦那様にヒットしました。
食べ終わって
宅配弁当の「やわらか食」っておかずだよと伝えると
「人参とかジャガイモは無理かと思ったけど、柔らかくて美味しかったよ」
という言葉を聞いたときは
(介護食を手掛けている企業努力のたまものだよ)
と言葉にはできなかったので心の中で叫んでいました。


旦那様は本来結構おしゃべりな方でしたが
仮歯を付けることで活舌がかなり悪くなり、しゃべることにも苦痛を感じだしています。
インプラントの治療に入って
正直、旦ちゃんの気力はダダ下がりです。
最近の異常なまでの暑さも加わって
食べる事の苦痛、しゃべる事の苦労、
おまけに禁煙と我慢だらけの日々に嫌気がさしている模様。
今回、春先から動き出したことにとても後悔しています。
夏の暑さは痛みを助長し、精神的に我慢の抑制もできにくい時期でした。
インプラント治療に入るなら
秋から冬にかけてをお勧めいたします。
昔、『芸能人は歯が命』というCMがありましたが
旦那様を観察しながら、
芸能人だけでなく
”人間にとって歯は生きる為に必要不可欠であることを思い知らされました。”
人間もサメのように歯が取れても
次から次へと生え代わるシステムだったら
旦ちゃんはこんなに苦しまなかったのに
と思いながら・・・
【歯は大切である】ことを後世に伝え残していきたいと思います。
(家訓にしようかなw)
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